会の紹介

Our Philosophy

五感フル稼働で山をまるごと楽しむ!

世の中が進歩して行けばいくほど原始に帰ろうとする、便利になればなるほど不便なところに行きたがる、天邪鬼な会です。

人の手の加わらない原初の自然を好み、誰も居ない静かなところに行きたがる。

大いなる山を愛し母なる自然に畏敬の念を抱くロマンに溢れるヤツら。

「千古不伐」の森の中を泥まみれで這いずり回り、岩魚よろしく水中を遡上し、焚火の傍らで酩酊している馬鹿者。

そんな「沢ヤ」の集まりです。

沢には現在の登山が失いかけた本来の山の楽しみ方や自由があります。

人間の関与の無いありのままの山の姿。

支配するのは自然の掟。

そこには決められた道はなく、どこをどう辿るのかは自分が決める大人の遊びです。

山菜、キノコ、岩魚に焚火と五感をフル稼働して山をまるごと楽しむのが自分たちの流儀。

仲間とともに様々な困難を乗り越え、言葉を失ってしまうほどの素晴らしい自然の風景の中に立ち、登山道をたどるだけでは決して味わうことができない体験をしています。

梁山泊は長く続けてきた沢登り専門の山岳会として、蓄積してきた技術や経験をベースに相互に信頼し合った仲間と助け合いながら一緒に沢に登る楽しさを、微力ではありますが、後世に伝えていきたいと願っています。

遡行同人 梁山泊

会長 那須 浩介

沿 革

1981年9月に現名誉会長の深瀬信夫が創設しました。

「山を丸ごと楽しむ」野生的な遡行スタイルや豪快な性格とその風貌から「東京マタギ」との異名をとる深瀬は、日本初の沢登り専門ガイドであり、基本の岩登りから始まり沢登り特有のウォータークライミング技術や沢のレスキュー技術、焚火の起こし方やタープの張り方、山菜、岩魚、キノコなどの生活技術までをも教える、当時トータルな沢屋の唯一の養成機関であった「深瀬信夫のアウトドア教室」を主宰し、世に多くの沢屋を送り出して来ました。また、沢登りに関する数々の著書、ガイド本、雑誌記事の執筆やテレビ、ビデオへの出演など枚挙にいとまがありません。当会はスタッフとして同教室をサポートし、山との向き合い方やその遡行スタイルを受け継ぎ今に至っています。

当会は教室とは別に深瀬を中心に腕に覚えがある者たちが集まった同人組織で、沢登り発展期の真っただ中で、少数先鋭のメンバーは沢のパイオニアとして数々の困難なルートを開拓し世に伝えてきました。「梁山泊」という名前は、中国の小説『水滸伝』の舞台で「有志の集合場所」の意味で付けられました。一方、先鋭的な遡行はしながらも、「無事に家に帰ることまでが山行である」という深瀬の考えから、セルフレスキューは山に入る者の責務であるというポリシーを設立当初から大切にしてきています。そんな思想から沢での救助技術、遡行情報の交換等を目的とした、沢登りを専門とする山岳会の横断組織である「関東沢屋交流会」が深瀬により発起され、当会はその事務局としての役目も果たしてきました。

2012年、那須浩介が二代目会長となり世代交代が進み、当会は同人という名前はそのままに、入会者を一般募集して先輩から後輩に技術を継承する山岳会のスタイルに移行し現在に至っています。

運 営

毎年3月に全員参加の総会を開き会長、事務局長、会計、リーダーを多数決で決めています。総会ではほかに沢登りのハイシーズンに照準を当てた次年度(4月~翌年3月)の会山行の日程と机上講習のテーマも決定します。総会や月2回ある集会は幹部による一方的な上意下達はなく、新人の意見であっても会員として尊重されるよう、民主的な運営に努めています。


集会は毎月第2、第4水曜日の19:30から秋葉原の「ルノアール ニュー秋葉原店」(下記地図参照)で開いています。集会では山行報告、山行計画のほかに、遭難対策や技術向上を目的とした机上講習を毎回行っています。講習の後は希望者のみで二次会があります(飲み会です ^^; ここで次の山行のアイデアが生まれることも多いのだ!)。

▼ 集会の場所(ルノアール ニュー秋葉原店)


▼お問い合わせ連絡先
    rzpktakibi@live.jp