下田山塊 五十嵐川 ヒグラ(飛倉)沢
当会では毎年6月には「雪渓処理と山菜」の沢をやっている。
6月の計画は難しいものだが、今回担当リーダーのUSANは下田山塊のヒグラ沢を選んだ。
ヒグラ沢は国道289号から下りて大谷川を渡渉しなければ入渓出来ないし水量が多いと厄介な沢だが、地形図を見るとヒグラ沢の南の山域は非常に穏やかで、どんだけ降っても地続きでお気楽に国道に戻れることが分かった。
メンバー各位は全員、家族に「こんな日に山行くの?バカじゃない?なんで?有り得ない!」とか言われたに違いありませんが(^^;)
ヒグラ沢を以前(2009年7月)遡行した時の印象は、「メリハリの効いた美しいとっても素敵な沢」でした。
今回は沢泊り久々の岡ちゃん、新人の熊ちゃんも参加ということで7人の大所帯でのにぎやかな遡行となりました。
先々週に只見の某沢で雪渓が例年になく少ないことは確認済みだし、山菜がほとんど無い事は実は分かってたけれど(^^;)
初日の今日一日は天候は曇りベースでたまに雨がパラつくといった感じで水も平水。
いつもの沢の夜が始まります。
風の音は終始ゴーゴーすごかったです。
翌朝は大雨を回避するため、予定通り背後の尾根から大久保沢出合い付近の国道を目指します。
* 帰宅後、「下田山塊山岳地図」を眺めてみたところ、我々の下山したこのルートはまんま「踏み跡/廃道」として記載されていることが分かった。蛇の道は蛇?いやいや途中に鉱山跡もある。そしてこの径は県界尾根を越え叶津のフキ平を経て芳沢~真奈川へと通じている。おぉ、ヒグラまで続いていたんだ! ロマンやなぁ。楽し~ではないか~!!
ちなみに、大久保沢は短いのっぺりした沢で容易に遡下降出来るので叶津へのルートとしては極めて有効ですが、下降の場合数度の懸垂は必要です。
下山はゆっくり下っても3時間かからずに国道に出ました。
最後にまた、悲しい景色を見てしまったようです。
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