JAN アバランチナイト
雪不足で心配された立山もどうやら連休は楽しめたようですね
いよいよシーズンインとなりましたが、自分の気持ちを引き締める意味でも。
Avalanche Skier POV Helmet Cam Burial & Rescue in Haines, Alaska from Chappy on Vimeo.
こちらのサイトから引用いたします。
このスキーヤーはグループの先頭で雪山をおりはじめたところ、雪崩に遭遇しました。
Black Diamond Avalungという雪崩に巻き込まれたときに呼吸ができる機能をもつスキーパックを装着してたのですが、吸気チューブをうまく口に入れることができません。
一応口の角にはとどまっていたのですが、いざ吸おうとすると雪が口の中に入ってきて、口の中で凍ってしまったそう。
通ったルートは予定されていたコース通りだったのですが、予想外にやわらかい雪で、何回かターンしているうちに肩まで雪に埋まってしまいました。そして雪崩が発生したのです。雪崩は約20秒続き、30mほど落下しました。
埋まっていた時間は4分半と短いものだったのですが、その間はまさに生きた心地がしません。画像は変化なく、暗い雪を映し出すだけ。音はスキーヤーの息と、もがいてジャケットの擦れるものだけ。さらにその息づかいはだんだんと早くなり、唾を飲む音が生々しいです。幸い彼の右グローブが埋まる直前に脱げ、位置がわかったのですぐに仲間に掘り起こされて助かりました。この貴重な映像が「奇跡の生還映像」になって、本当によかったです。
今シーズンも様々なガイドや団体において雪崩講習会が行われますが、
雪崩発生の仕組みを説明したあといきなり
しもざらめがぁ!
弱層テストがぁ!
なんて教えられる前に
まず雪崩に対するリスクマネジメントの概要を知るためにも、
日本雪崩ネットワーク(JAN)のアバランチナイトはおススメです。
2010 season アバランチナイト開催概要(11/22更新)
この度、特定非営利活動法人日本雪崩ネットワークでは、雪崩アウェアネスセミナー
「アバランチナイト」を開催致します。雪崩とそのリスクマネジメントに興味ある皆さまの
ご参加をお待ちしております。
目 的: 雪崩の姿を知って頂くために
対 象: 雪崩に関心のある方ならどなたでも
内 容:
1)雪崩リスクについて 2)昨シーズンの概況、の二部構成となります。
「雪崩リスク」は、雪崩についての基礎的なお話です。雪崩とはどのようなもので、
いかなる視点で、そのリスクを考えればいいのかなど、根本概念についてのお話
になります。経験が浅い方は雪崩のイロハとして、経験が深い方は確認の意味で、
ご利用頂ければと思います。
「昨シーズンの概況」は、シーズンの全体概況および特徴的な現象を俯瞰しつつ、
発生したインシデントやスタッフが調査した事故など、レクリエーショナル関係につ
いての報告となります。
講 師: 日本雪崩ネットワーク会員
料 金: 無料
申 込: 人数把握のため予約制となっております。
アバランチナイト「参加申込フォーム」からお申し込みください。
開 催:
<AN東京1>
日時: 2009年12月11日(金) 1900~2100
会場: 渋谷区勤労福祉会館(第1洋室) 地図
定員: 80名 ※間もなく定員に達します(11/22)
<AN岐阜>
日時: 2009年12月15日(火) 1900~2100
会場: 県民ふれあい会館(中会議室) 地図
定員: 80名
<AN大阪>
日時: 2009年12月16日(水) 1900~2100
会場: 大阪市生涯学習センター(第1研修室) 地図
定員: 80名
<AN名古屋>
日時: 2009年12月17日(木) 1900~2100
会場: 中京大学市民文化会館(第1会議室) 地図
定員: 80名
<AN札幌>
日時: 2009年12月21日(月) 1830~2030
会場: 北海道立道民活動センターかるで2・7(710会議室) 地図
定員: 80名
<AN東京2>
日時: 2009年12月22日(火) 1900~2100
会場: 渋谷区勤労福祉会館(第1洋室) 地図
定員: 80名
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特定非営利活動法人日本雪崩ネットワーク
TEL.045-430-5736 FAX.045-430-5731
email: info■nadare.jp (■を@に変えてお使いください)
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ちなみにアバランチナイトでやるような内容を知らず(理解せず)に、
弱層がどうのとか、ピットチェックがどうのとか勉強したり
講習の大半を雪質の観察に費やして残りはセルフレスキューなんていうような
雪崩講習会に参加しても、本質的なリスクマネジメントには繋がりません。
いままでそういった勉強だったり講習だったりで、木を見て森を見ず状態に陥ってしまってる方や
自身の経験のみに頼って雪山をやられている方などはもうぜひっ!
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