和賀山塊 堀内沢~マンダノ沢~上天狗沢~部名垂沢下降

2015/9/20~22 シルバーウィーク山行


メンバー:CL信、SLオベ松、NAS、うど子、南郷勇、みのり

シルバーウィークの5連休。


CL信さんのお声がけにのっかり、2泊3日で堀内沢~マンダノ沢に行って参りました。3日間天候に恵まれ(一雨もなし!)、きのこ&岩魚を堪能、癒しの沢旅でございました。


今回ブログ係のため、要所要所メモをとっていたのですが…今、そのメモ帳が行方不明…(^_^;)


探している時は出てこないものと諦めて、このブログを書きはじめた次第です。(標高がさっぱり記載出来ておりませぬ)


9/19(土)夜に出発。岩手盛岡ICで降り、道の駅雫石あねっこ泊。


9/20(日)08:50車止め~堀内沢~オイノ沢出合付近(幕営)14:00


07:00頃道の駅出発し、夏瀬ダムへ。堀内沢沿いの車道に入ると、途中で崩壊しており、崩壊箇所手前に車をとめる。装備を整え、08:50歩きはじめる。


すぐに取水堰堤があり、入渓。水量はさほど多くない。平凡な河原歩きから、右岸の旧軌道跡に踏み跡をたどって入る。勇さんはきのこ探しに余念がない。が、私はCL信さんについて行くのでやっと。途中サルナシがわんさと実っていたが、場所が悪く、足場がとれないので、無理をしない所で数個採取。初めて食べたサルナシは適度に熟しており、キウイフルーツに似た甘酸っぱい味に驚いた。


11:35朝日沢出合


12:00シャチアシ沢をこえ、


広めの河原にでたところで大休止(12:20~13:00)

(編注:シャチアシ沢の一つ手前の沢出合の岩に「シャチアシ」という赤いスプレーマーキングあり。間違い?)
ラーメンが出来上がるまでに食漁長の勇さんが岩魚をゲット!渡渉箇所も多く、(水は冷たくなかったが)濡れていたので、あったかいスープが体にしみる。


土砂で崩れた倒木でがうざいなぁ~と左岸側を巻くと…「あれ?これ、三角岩じゃない?」とうど子さんが気づく。
てっぺんに倒木が…
(編注:堀内沢を象徴していた三角錐のアノ岩は大水でこの有様です。ちなみに、ワニ岩も発見できませんでした。)


14:00オイノ沢出合。
開けた台地に焚き火跡あり、この日はここを幕営地とする。
(編注:マンダノ出合の快適なテンバは大水で削られてしまい以前の面影はありません。大人数ならこちらのテンバが快適です。)

さっそく各々釣りやきのこ探しに出かける。


と、ピーピーピーとけたたましく笛の音が響く。笛の主はうど子さん。なんだ、なんだと近づくと、なんと近くのなんのしない場所に舞茸が!うど子さん大興奮、高い所まで登り探しにいっていた勇さんはちょっと悔しそう。


舞茸、とったどぉ~\(^o^)/
その後勇さんはオイノ沢側に入り、さらに岩魚をゲット。テン場付近ではチタケ、ショウゲンジがとれ、ナラタケとあわせて、夕飯には充分な量に。


岩魚入りクリームパスタ、岩魚のホイル焼き(舞茸入り)、チタケと鶏肉の甘じょっぱ炒めなどなど。勇さんのホルモン炒めに、焼きそばまで平らげ、おなかいっぱいで就寝。

9/21(月)07:15オイノ沢出合~上天狗沢・下天狗沢二股(幕営)15:15


5:00に起床。朝食は舞茸炊き込みご飯に、舞茸のみそ汁。ご飯も、みそ汁もいいお味でした。


07:15頃テン場出発。07:30マンダノ沢出合。


巨岩帯を進むと滝が現れる。

この滝は水流右が階段上。水量が多い場合はこの右側は使えないかも。


と10m前後の滝が続くが直登、もしくは巻道がついていた。(と思う。もう記憶が薄れている…)
三者三様に登る。


巨岩や小滝を登りつめると、突然広い河原にでた。これにはびっくり。後続の反応を期待するも、意外と普通。
13:45 この先が蛇体淵である。
しばし竿を出しタイム。
蛇体淵は右岸側から巻く。
その後ゴーロ帯を歩き進む。
15:15上天狗沢・下天狗沢の二股。
下天狗沢に少し入ったところを幕営地とする。
上天狗沢に入ったところに6m滝があり、つぼに竿を出したが、釣れなかった。


我々がテン場設営に勤しんでいると、
二股に2人パーティの姿が。彼らは二股をテン場とした。

太い倒木を土台に大焚き火。

さすが、食漁長。しっかりと岩魚を釣ってくる。この日は岩魚の刺身にした。

9/22(火)6:50上天狗沢・下天狗沢二股~11:30羽後朝日岳~部名垂沢林道終点17:25


行程が長いので3:00起き予定が、起きれるはずもなく…04:30 頃のごそごそと起き出す。


朝食は岩魚汁に最高の炊き具合のご飯。ご満悦の会長が米炊きを卒業宣言したが、会長のご飯が1番!なので、今後ともよろしくお願いします(^-^)


6:45テン場をあとにし、二股まで戻り、2人パーティに挨拶をして(おふたりは下天狗沢に入るそう)、上天狗沢に入る。


すぐに6m滝。左岸を巻く。


戻ると、ナメが広がる。しばし、気持ちいいナメが続く。

次々と現れる小滝を登り、標高を上げる。

C1110をこえた後、本流が左にまがり3m滝が現れる。右のルンゼに登るが、上部が足場が悪くズリ落ちる。おたすけと、NASさんにお力をかりて、なんとか這い上がった。


ここでオベ松さん、腰にかけていたバイルのコードが切れ、バイル紛失。見つからなかった…>_<…


その後はいよいよ幅が狭くなり、右に右にルートをとっていくと、水が枯れ、藪こぎ。

途中朝お会いした2人パーティが下天狗をつめ、あちらも藪こぎ中。おーいと声をかけ、手を振る。

草原はどこー?と1時間弱笹薮を進み(下天狗側、右に右につめると早め草原に出れたよう)、11:30羽後朝日岳に到着。

休憩をとりながら、下降ルートを思案。


藪こぎで結構足に疲れが出ていたのと、朝日沢に入る急な草付きが急すぎということで、部名垂沢を下降する。

12:00下降開始。


朝日岳から部名垂沢にはピンクテープがびっちりついており、このテープは林道終点まで続いていた。


部名垂はヘナタレ~とはよく言ったもので、楽しみのひとつもない、ガレがレの沢。


勇さんはお土産に山ぶどうをもっさり採っていた。私にはもはやそんな元気はない。ただひたすらにガレた河原を進む。


ミズのムカゴなど採取しながら17:25林道終点。車道とぶつかる。


編注:

部名垂沢ルートは9年前よりもずっと人の手が入り整備が進んでおり一般ハイカーが増えているので落石など注意が必要。
9年前(2006年7月)は目印と言えば部名垂沢下降点のみだったと記憶しているが、今回は明瞭な踏み跡とともに目印テープベタうち、ルートが造られロープが張られていた。しかし、相変わらずガレてへなたれている!
マイナー名山というには荷が重いかな?残念ながらもう寂峰ではありません
ルートを整備して人が増えれば増えただけ山の魅力は失われる。山に手を入れるのではなく登山者側が技量を高めるというやり方で山と付き合えないものか。
なお、部名垂林道は以前はもう少し車で奥まで入れた記憶があります。

朝日沢下降予定であったため、車の回収が必要。信さんとオベ松さんが4km走ってくれた。ありがとうございました!


お風呂で汗をながし、焼肉を求めて、角館のホルモン屋にて、ホルモンとジンギスカンで乾杯!!


桧木内川沿いで1泊して、翌23日に帰路につきました。


これが、今シーズンの沢納めかな。(編注:まだまだ!)

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沢登り山岳会 遡行同人 梁山泊 - 山をまるごと楽しむ!

遡行同人 梁山泊は「沢登り」を中心に、山スキー・岩登り・アイスクライミング・雪稜登山など、四季を通じて山をまるごと楽しむ山岳会です。拠点は東京で、安全登山を心がけており焚き火、山菜&きのこに興味がある方、未経験者・初心者も大歓迎です。