天竜川 中御所谷 西横川

2015年9月6日

メンバー:オベ(記)、NAS、ウド、トシ、ノブ、ガラ、ミノリ


前夜は、菅ノ台バスセンター近くで入山祝い。いいテンバでした。

当日、4:30起床、しらび平行きの6:15発のバスに乗り込み、終点下車。

すぐ下のしらび橋まで歩き、入渓。

しらび橋

入渓前に気を溜めるガラさん


二つの堰堤を越え、東横川との二俣から西横川に入り、連続する小滝を思い思いに登っていく。

花崗岩なのでフリクション抜群、気分がいい。

東横川の15mナメ滝

西横川に入る

滝の連続

グングン登る

花崗岩でチョー快適

小滝の連続


1時間足らずで、30mの大滝が見え始めるが、その前に5mC.S.滝にぶつかる。

5mC.S.滝


他会の記録では、C.S.の右側をショルダーで越えているものがあったが、んなことやる気がおきない。

オベが左岸のスラブからフリーで越えるが、結構悪いので、他のメンバーには、ウドさんが見出した右岸の水流横ルートを来てもらうことにする。全員フリーでいけるかと思われたが、案外に悪そうなので、途中からザイルを出すことにした。

左岸スラブを行くオベ。砂付きの部分かぶっていてちょっと悪かった。

ここをクライムダウンして骨折した例もあるそうな。


そうこうしている内に雨が降り出し、萎え焦る。

下を見ると、ミノリちゃんが大苦戦しているのが見て取れたので、今後のスピードアップのため、次の30m大滝にあらかじめザイルを張っておきたいが、記録によると40mザイルが必要。

オベのザイルはすでに今使っているので、40mザイルのもう一本の持ち主、トシに、左岸スラブから上がってきてもらい、受け取ったザイルを引きずって30m大滝を登る。40mでも足らず、お助け15mをつなげて滝上にフィックスし、後続を迎え入れる。

30m大滝の登攀中。聞けばこの時、ミノリちゃんは5mほど墜ちてたらしい。

他のメンバーは使わなかったが、ザイルをフィックスしててよかったよかった。


30m大滝から先も、10m級の滝(遡行図には「ナメ滝」とあるが、どう見てもフツーの滝である)が次々と現れるが、いずれも快適に登れる。グングンと高度が上がっていくのが楽しい。一部お助けを出しながら登る。

雨はだんだん強くなってきたのがナンだが、なんとか強くならないうちに遡行終了できるといいね、なんて言いながら進む。

まぁ、ナメ滝といえばナメ滝なんですが・・・

これはナさすがに「ナメ滝」とは言えないでしょう(笑)

ここは右岸にかかる倒木を利用

休憩したいのだが、なかなか平らな場所がない。

ヒーハー言いながら進む。


アエギアエギ進んでいくと、いよいよ本日のハイライト、30m大ナメ滝が姿を現したので、滝下でしばし休憩。

下から二人組パーティーが上がってきたので、先に行ってもらう。

30m大ナメ滝入口。

休憩中、珍しく息の上がっている会長と

「メンドくさいから左岸から巻いた方がよくね」などと話す


先行したパーティーの登りを見ていると、ザイルも出さずに簡単に行けそうなので、巻くのはやめて直登することに。

ウド子さんを先頭に、快適に登っていく。最後の5mが難しいと資料にはあったが、左岸の踏跡になんなく立つことができた。

ウドさん奮闘中!


この後、顕著な二俣を二つ右に見ながら、花崗岩のルンゼを登っていくと、両岸に赤テープを発見。次に資料にあるトラロープと、目印となる遭難碑を発見。なんとか午前中に遡行終了点の長谷部新道にタッチすることができた。

降りが強く、風も出てきたので、長谷部新道を出発。ガスの中、1時間ちょっとで、千畳敷にあるロープウェイ乗り場に到着。

着いたとたん豪雨。ギリギリセーフでした。

日帰りの初級の沢としてはお手頃ですね。帰りはロープウェイで楽ちんだし、バス代とロープウェイ代はかかるが、高速のインターから10分もかからないアプローチと、なかなか便利な中央アルプスの沢でござんした。


<しらび橋07:00~長谷部新道11:50~ロープウェイ乗場13:00>

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沢登り山岳会 遡行同人 梁山泊 - 山をまるごと楽しむ!

遡行同人 梁山泊は「沢登り」を中心に、山スキー・岩登り・アイスクライミング・雪稜登山など、四季を通じて山をまるごと楽しむ山岳会です。拠点は東京で、安全登山を心がけており焚き火、山菜&きのこに興味がある方、未経験者・初心者も大歓迎です。