飯豊山のご来光で令和を迎えました
↑ 令和元年初日を飯豊山のご来光で迎えた。何十年たってもこの朝日は忘れないだろう
メンバー:NASさん、うど子さん、ヒロP、みのりちゃん、クマさん、がんちゃん(記)
10連休は足を延ばして飯豊の春の雪山を楽しんできました。
新入会のクマさん歓迎山行でもあります。
計画は次の通り。
初日 (4/28)大日杉小屋~地蔵岳~切合小屋
二日目(4/29)切合小屋~飯豊山~御西岳~大日岳~御西小屋(雪で埋まっていたらテント)
三日目(4/30)御西岳~北股岳ピストン~飯豊本山小屋
四日目(5/1) 飯豊本山小屋~切合小屋~地蔵岳~大日杉小屋
前日の到着は夜になり、雨の林道を運転する気にもなれず手前の道の駅にビバーグ。
軽く一杯やって早めに寝ました。
【初日(4/28)】
快晴。
登山口に向かう林道の路傍にフキノトウがちらほら。車中のうど子さんから歓声とも奇声ととれるうめき声が漏れ始めた。
山菜大好きの彼女は、目の前を通り過ぎていくフキノトウを指をくわえて見ていることに耐えられず、ひとり悶絶していたのだ。
しかし、きょうは1000m以上も重い荷を担いで登らなければならない。無駄な時間はない。
リーダーのNASさんは、そこんところを十分わかっていたが、山中で食べる分だけ採ろうと急停車して各自レジ袋を片手にクルマから降りたのでした。
6:50 大日杉小屋に到着。
フキノトウにかまけていたら遅くなった。ちょうど先行パーティが出発するところだ。
望んだ事ではないが止むを得まい、有難くそのトレースを利用しよう(ラッキー!)。
しかし、先行者がいてもキツイ登りだ。しかも暑い。一本目から大汗をかいた。
ほうほうの体で地蔵岳についたのは13:00過ぎ。
クマさんも水をがぶがぶ飲みながら付いてきている。
あとは少し下ってちょっと登るだけ、と高をくくっていたがココからが長かった。
この時期、切合小屋に行くルートはふたつある。
ひとつは左の尾根側を行く夏道ルートと、小屋直下にショートカットする直登ルートだ。
先行者は直登ルートをいっているが、われわれは敢えて左を巻くルートを選択した。
後続パーティも直登ルートを行きみるみる小屋に近づいているのに、われわれは大回りしていて中々近づかない!
体力もさることながら精神的に参った。
小屋に到着したのは16:00過ぎだった。
↑ 大日杉小屋での初日のクマさん。顔の色に注目(使用前)
↑ 樹林帯の中を軽快に地蔵岳を登る
【二日目(4/29)】
快晴。
6:30過ぎに出発。きょうも晴天だ。
飯豊山ピークを目指して快調に登る。
他パーティはほとんどが切合小屋をベースに飯豊本山ピストンで軽装。
われわれは御西小屋を目指すので大荷物。明らかに何かが違う。
飯豊山ピークを過ぎた地点でいやらしい西風が強まった。
うど子さんが動物的な勘で異変をいち早く察知。
飯豊は典型的な日本海側気候に属するので、西風が吹くときは決まって天候が悪化する。
このまま御西に行くか、飯豊本山小屋に戻るか迷った。
が、元々翌日4/30の天気は崩れる予報だったので、時間は早いが本山小屋に戻ることにした。
われわれ以外のパーティがピストンにしていたのは、天候が崩れる前に下山したかったわけね。納得!
という訳で、本山小屋の前で真っ昼間から春山宴会が始まったのでした。
↑ 飯豊山ピークを踏む二日目のクマさん
↑ 飯豊から望む朝日連峰
↑ 本山小屋の横で焼肉宴会が始まった。お酒が入るとクマさんが一層元気に
【三日目(4/30)】
暴風雨。
4:00起床、6:00出発準備完了。
今日の下山を前提で昨日調子に乗って酒を飲んでしまったので、残りの酒は少量しかなく停滞はしたくない。
多少の雨風なら降りるつもりでいたが、ゴーゴーとすごい風が吹いている。
横殴りの雨で風速は20m以上。
9:00まで待ったが天気の回復は見込めないことから停滞を決定した。
小屋にいるのはわれわれだけ。
平成最後の日は飯豊本山小屋でまったりと終わるのでした。
↑ 平成最後の日を「喰って・飲んで・寝て」を繰り返すNASさん
【四日目(5/1)】
晴天。
雲海から令和の朝日が昇る!
飯豊本山のこの空間にいるのはわれれだけ。弥が上にもテンションが上がる。
真っ黒に日焼けしたクマさんも元気だ。
みんな下山して早くビールが飲みたいのでした。
↑ 帰りの地蔵岳から飯豊山をバックに記念撮影
↑ 最終日のクマさん(使用後)
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