出合小屋からツルネ東稜
雪不足の昨今、皆のモチも下がり気味であります。
そんな中、雪上訓練のメンバーを募ってみたものの、
-ロートルは、神経痛、子供誕生、試験、寒いのがイヤ!とまぁ、様々なオトナの理由で
【10日】
都内で、忘年会終了直後のチーフリーダー(ベロンベロン)をピックアップし、久々の中央道から小淵沢に入り、美しの森駐車場にテントを張る。チーフリーダー轟音鼾をBGMに、ウド姐と入山祝い。
明け方になって、NASさんも目を覚まし、宴会に合流!そうこうしていくうちに、夜が白々と明けていく・・・
【11日】
今日は3時間くらい歩いて出合小屋に泊まるだけ!なので、9時30分起床、お昼出発。
決して、呑みすぎて起きれなかったとか、モチが上がらなかったとかが理由ではありません。ハイ。
うっすら積もった雪の上を歩き、久しぶりの冬靴の感触を確かめる。
地形図上にある、林道とその先の登山道は、途中の堰堤工事現場あたりからすっかり消失していて、
沢沿いの踏跡を、ペンキやテープに従っていく。渡渉を数回繰り返し、ややうんざりしてきた頃、出合小屋に到着。
おお、立派な小屋だ。これを維持している高根山岳会の皆さんの努力に頭が下がります。昔の三面小屋を二回り小さくしたようなトイレも秀逸だった。
「ストーブはあるが薪はない」と聞いていたのだが、小屋に入ると薪がちゃんと集められている。よっしゃ!火を囲める!と喜んで着火するも、煙突の働きがイマイチなのか、焚き火と同じように火をつけたのが悪いのか、小屋の中に煙が充満。危うく一酸化炭素中毒で死ぬところでした。
ストーブはあきらめ、ツエルトを天井に張って下で火を炊く。寒いが、この日は雲が厚く空を覆っていたおかげで、放射冷却が少なく、薪ストーブなしでもなんとかしのげそう。でも、寒いのでビールは進まない。
スキヤキを食べると、昨夜の入山祝いが聞いて来て、睡魔に襲われるが、ウド姐の「寝るなぁ!寝ちゃダメだぁ!」の叱咤激励。岩棚でビバーグしている気分でした。
妙なことに、だんだん暖かくなり、外は満点の星空だった。結局、22時30分頃就寝。
【12日】
予定通り目を覚ますも2度寝してしまい、予定より2時間遅い出発。今日は、ツルネ東稜線を行く。
東面のバリエーションルートの下降路として使われている道だ。
ツルネ取り付きの立派な標識
アイゼンを付けて歩き始めるが、やはり下降路は下降路でしかない。
途中で「もう目標は十分に達成できた」とかなんとか屁理屈を付け、稜線まで300mを残して下山。
本日の終了点から見上げた大天狗
あとは、風呂→メシ→帰宅、と、いつものコース。風呂では、懐かしい人に会いました(ワシは初対面でしたが)。エエルギー漲るお姿に、僕も頑張らなくちゃ!と思った次第。
さてさて・・・・
「シーズン前の確認作業」という点では、こんなもんでしょう。・・・シーズン中、ホントに雪山に行くのであろうか??という疑問は残りますが(笑)
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