霞沢岳西尾根
山スキー、もしくはGWの足慣らしを兼ねて上越あたりのプチ雪稜に行きたかったのですが、雪の状況と天候不順で二の足を踏みました。
今年は山梨では120年に一度の大雪だそうで、わざわざ遠くへ行かなくても近場でもちょっとした雪遊びができますが、なんかお出かけ感に欠けるしジジババの雁首揃えてハイキングっつうのもなんだし
先日阿寺山にスキーに行った帰りにあちこち六日町界隈を偵察したところ、下手したら山梨より雪が少ないんじゃないかっつう有様で、しかもあちこち雪崩まくり。
新潟はこの感じ悪~い感じの雪の上に、一週間大雪が降り積もり、更に天気が悪いのでした。
爺と婆ばかりの高齢者パーティーでしたので爺ヶ岳を予定したのですが、前半の天気が思わしくないため、直前で霞沢岳西尾根に転進を決めました。
ほんとは北アルプスなんてハイカラなところは全然知らないんだけどね
こちらは当初予報だと三日間とも晴れマークが出ていたのです。
なにしろ景色の良いところで焼肉ビールしたかったのだぁ!
ところが、ふたを開けてみると初日は終日雪
まぁ、初日はベースまでちょこっとあがるだけだしどうせ樹林帯なのでどっちみちなんちゅうことありませんが。
沢渡で予約したタクシーに乗り釜トンで下車。
取付きはトンネル出てちょこっと歩いてすぐ右に入ったとこ。
古い雪の上に前夜からのパウダーが載っていて、薄くトレースが残っているところもあり助かりました。もちろん所々の踏み抜きはお約束。
翌朝は真面目に6時過ぎに出発。
手足の指がかじかんで痛い~
あまりに寒くて巻いちゃおうかと途中まで行きましたが、こちらはトレースなくかえって時間かかりそうなのでやめました。
ここは阿弥陀北陵よりも短く、そしてかなり易しい感じでしたが、もちろん状況によると思います。
ピークでは穂高の山々がバッチリ目の前に見えました!
ナイフリッジは雪庇の庇部分がかなり薄くなっていて、帰路には薄い壁状の庇が崩れた跡がありました。
岩峰を除いては、尾根全般に急登部分と平坦な部分が交互にちょうど良くあらわれ、息が切れたころに楽ちんな平坦地があるといった具合で体に優しい尾根でした。
急登部分はスカ雪のドラッセルだと苦労しそうですが、木が結構使えるので助かります。
このころには風も止み、春山の醍醐味である外での焼肉ビールでまったりです。
下山は正味一時間かからずに大正池まで。
今回はお陰様でとても条件が良かったので十分日帰り可能な状況でしたが、宴会重視で無理やり2泊して下界でフキノトウをあさり、時間待ちして平湯温泉の一番風呂をいただき満足して帰京しました。
このあたりは例年よりも雪が少ないように感じました。
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