楢俣川ヘイズル沢
(写真は準備中)
6月山行のテーマは毎年「雪渓処理/山菜」だ。
大渓谷や雪国の沢には夏を越えても雪渓が残るのが常なので、雪渓の危険を良く知り安全に雪渓地帯を通過する技術を学ぶ経験が欠かせない。
6月と言えば関東近郊の沢はともかくとして、それなりの沢にはまだまだ雪渓があり過ぎておいそれとは近づけず、毎年適度な雪渓の残る沢を探すのが担当者の頭を悩ませるタネとなる。
今年は更に、予定した週末は雨の予報まぁ、梅雨の真っ最中だからね~。
雪渓に雨じゃあイヤだよねぇ。。
それがヘイズル沢。
本流詰めると至仏あたりの稜線に出るのだが、例年6月末までは植生保護の為立入禁止措置が取られている。
どうやらアリキノ沢にはお気楽なエスケープルートがあるようだ。
楢俣ゲート下から林道歩き約2時間で入渓。(11:30)
灼熱地獄の炎天下にどん詰まりまで行き帰り歩いた経験もある。
苦し紛れに選んだヘイズル沢、なかなかどうして岩盤が張り、明るく開けた美しい楢俣っぽい沢だ。
大人数向けの良いテンバに乏しいのと山菜貧乏沢なのが難点。
C1180にテンパりました。尺上にも恵まれましたきれいな岩魚でした!
15時過ぎから雨が降り出しタープ下で宴会を始めるころには土砂降りになってしまった。
最近のゲリラ豪雨は侮れません。これを計画に織り込むとなるとなかなかしんどいものがあります
朝まで土砂降りは続いた。
はてさて、二俣を越えアリキノ沢左岸枝沢まで進めれば無事に簡単にエスケープできるはずなのだが果たして渡渉できるんだろうか?
幸いなことに雨が小降りになってきた。
お~、なんとか行ける行ける。これなら大丈夫!
アリキノ沢左岸枝沢に無事到着。
???なんと、ほどなくしてC1325あたりであっけなく立派な林道に出てしまった。
この林道は地形図にある座座良沢沿いの林道がアリキノ沢近くまで延びているもののようで明瞭で広い道だ。
全く意味不明用途不明の林道だが、多分我々沢屋のエスケープの為に税金を使って造ってくれたのでしょう!???
尾瀬と言ったら稜線から向こう側はあんなに保護だ何だと厳しいのに、こっち側はやりたい放題のようでした。
のんびり下っても11時には車止め着。
振り返ると雪渓と山菜のお姿を拝んでません!テーマは達成できず。
消化不良の感ありですが、雨には勝てません。
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