丹波川 水トレ
2014/7/6
メンバー : CL信、NAS、OKA、タッキー、勇ちゃん、伸、チオ、うど子
毎年恒例の水トレ。
ちょい増水してて本番に近いトレーニングが出来ました。
激流のウナギの寝床(手取淵)を越え増水の胴木滝を登って終了。
あきらめて途中、引き返すパーティーも。
ストック渡渉、スクラム渡渉、ザイル渡渉、ヤツメウナギ泳法、押しくらまんじゅう、飛び込み…
防寒やザックのパッキングから始まり、沢登りならではの水に対処する技術は繰り返して体に覚えさせます。
水流、水圧、緩流帯などなど水を読む目が養われます。
流れの弱点を読み時には水流を利用する。緩流帯を読む、あるいは作る。体を斜めにして水圧を逃がす。
ザックは浮き袋だ。ウェストベルトを外すのかキッチリ締めるのか。
スクラム渡渉はお互いのザックの背負いベルトをガッチリと掴み地面に押し付けるように。引っ張るとバランスを崩しちゃう。
ザイル渡渉はザイルにテンションを掛けザイルに体重を預けるように。なるべく角度を付けて振り子の要領で。
トップは余ったザイルをまとめて手に持った方がザイルが水流にからまなくて良い。
ヤツメウナギ泳法、押しくらまんじゅうは自分と壁の間になるべく水を入れないように。これ重要。
みんなでくっついて押せ押せ~!
前の人の後ろには緩流帯が出来るので後ろの人はラク。前の人を押す余裕ができるのだ。みんなの力を合わせて突破!
仲間と一緒に実際にやってみると、教科書だけではわからない細かいこと色々わかります✌
こんなルーティーントレーニングであっても、つくづく沢登りというものは想像力、応用力、総合力の必要な遊びだなぁと痛感しました。
ロープに繋がりっ放しの岩とはまた一味違って、不確定要素に対する対応力が要求されます。
リスクに対する臭覚というか。 油断するとアウト。
基本はキッチリと習得した上での応用力が求められる面白い遊びだとあらためて思いました。
今回の訓練を振り返ると、
ロープワークの基礎、半マスト等結びの確認(素早く正確に!)、支点の構築(ハーケンの携行法、打ち方、NPの利用)等は各自要確認ですね!
常に最悪のケースを考えたより安全で素早い対処法を。
今落ちたら、滑ったら、流されたらトップはどうなるの?ビレイヤーはどうなるの?振られないか?岩角に当たらないか?
釜に巻かれないか?
ロープの長さは足りるのか?ロープは水に沈ませないこと。なるべく水面上で送り出してやる。
支点は大丈夫なの?ハーケンやリングボルトは抜けるときは本当にあっけなく抜けちゃう。必要なら打ち足そう。
ロープの端っこ手で持ってるだけの確保なんて気休めにもなりゃせん。
支点はパーティーの命を預ける最後の砦だ!
目の前の悪場は通過できても、その先は大丈夫かな?
支点からロープを抜く前に考えよう。
自分は行けても他のメンバーは?
さぁ、どうやって確保する?
要所では、パーティーがどう行動するのかの意思決定は最終的にはリーダーの判断が必要です。
方針も定まらず態勢も整わぬうちにメンバーが独自の行動に出るのは危険です。
リーダーは常に先を読み全体を把握し危険を予測、必要ならメンバーと相談しながら最終的には方針を決定し、メンバーに意思を伝達し態勢を整え安全を確認する。
メンバーはそれから実行に移しましょう。
他にもまだまだ考えることはいっぱいあるなぁ。
そして、これらを一つでもおろそかにすると、イザという時には最悪の事態に陥ってしまう。
基礎を知らずして応用や簡略化など無理な話。
まずはロープワークだ!
やっぱりど~してもロープワーク!
普段から岩トレでロープワークを身に付け、ロープワークのココロ(キモ)をつかみたい。
これから実戦で何度も場数を踏みましょう😃 THINK!(SINKじゃないよ💧) 山って判断の遊びだね。
やっぱ場数だ!✊
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