中津川佐武流沢 撤退
2016.09.17~19
メンバー:南郷勇(LD)、うど子、信、ガラ中、みのり
佐武流沢は通常1泊ですが、きのこと岩魚をたっぷり楽しむ時間を入れて、2泊の計画です。
〈計画〉
切明温泉~中津川沿い登山道(東電巡視路)~4号横杭から中津川入渓~佐武流沢遡行~佐武流山~登山道で下山し檜俣川~切明温泉
前夜16日(金)に出発し、切明温泉に到着したのは翌02:00前。
入山祝いをして、雨の心配をしながら就寝。
■1日目:17日(土)
06:30起床。天気は曇り。
今日は佐武流沢C1300あたりまでの予定。
のんびり準備をして、08:30出発。
(車は切明温泉に駐車。この日はガラガラでした。)
切明温泉から車道を15分程登った所のゲートから巡視路に入ります。
登山道を20分進み、中津川の対岸へ吊り橋を渡ります。
吊り橋を渡った後は30分程の急登。
この先は平らな道を4号横杭まで横移動。
きのこを探しながら、歩きます。4号横杭まではのんびりで約2時間。
4号横杭から中津川に入渓。
入口にはしっかり道がついてますが、すぐに道はなくなり、藪を下ります。うっすら踏み跡あり。
中津川の水量はさほど多くなく、渡渉も問題なし。
佐武流沢
C1345の二俣までは難なく歩けます。
正直変化のない渓相にうんざりポンでした(^_^;)
1日目の幕場はC1300辺りを予定していましたが、雨による増水を考え、二俣の先C1400辺りに決めました。15:30。
造成工事を行い、タープを張り終わった所で雨が強くなり、一旦避難。
タープを張り終わっていてよかった。
ガラ中さんが作ってくれたスープが冷えた体に染みました( *´︶`*)
雨が弱くなった時には、すでに暗くなっていました。
■2日目:18日(日)
就寝後も雨は降ったり止んだり強まったり。
05:30起床。
沢は濁りなく、さほど増水もしていませんでしたが、ラジオの天気予報で「終日雨。昼頃から強まる。」を確認し、撤退を決めました。
08:30沢下降開始。
沢沿いの藪を使って、スルッと降りて来ることが出来、中津川との出合には約2時間で着きました。
(登りでは気づきませんでしたが、いたる所にブルーシートの残置が…)
さて、本日の核心「中津川の渡渉」です。が、水量は腰程で念の為スクラムで渡りました。ε-(´∀`*)ホッ
4号横杭まで後100mの所で増水しており、岩壁沿いをへつっていけないこともないけど、うーんと悩ましい。
そして、上を見上げて、この藪から登山道を目指すことに。
見えているところは緩斜面ですが、その先が切り立っていないか?心配しながら、登り始めます。
ここは経験豊富な皆様の決断力にあっぱれです。
すると…難所なく、尾根に出、しっかり踏み跡がありました!大正解!ばっちりポン!
(入渓もこちらのほうが楽かもしれません。4号横杭看板から5分程です。)
安全な登山道に出て、一安心。
我々がこのまま帰る訳もなく、渋沢ダムの避難小屋にて1晩過ごすことに。(避難小屋には先客なし。ラッキー☆)
ありったけの食材と、なけなしの酒で宴会し、ようやっと暗くなった頃就寝。
(避難小屋のそばに水場なし。登山道を少し戻った所で水を調達。薪は潤沢。)
■3日目:19日(月)
06:30頃起床。
夜の間もガラ中さんが薪を補充し、焚き火を守ってくれました。感服いたしますm(_ _)m
各自思い思いに歩き、切明温泉に昼過ぎに帰着。そのまま切明温泉で汗を流し、帰宅いたしました。
2日目に撤退を決断し、詰めてなくて本当によかったです。
詰めていたら、雨の中の笹薮こぎに阻まれ、どこまでいけたか…
初めての撤退、増水。スラブに比べたら鼻クソポンでしょうが、良い経験になりました。
☆目の前だけでなく、先、先を読む。
記:みのり
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