三依山 初スノーシュー咽び泣き
2017/1/7-8
うど子
暇人が妄想すると時にヘマをやらかします。
私がそうです。
家に張り付かざるを得ない正月休み、暇に任せてネットをつらつらと眺めていて「つい」スノーランという軽量スノーシューをポチってしまった!(年落ちのアウトレット)
昨今の通販はすごいですね!ポチるとすぐに届いちゃうし、自分の手元から現金を出さないのでコワいものがあります💦
常々ワカンの浮力増しについて策を練ってたんだけど、どうにも上手い手が見つからずにいたんです。
「スノーラン」は1.17キロとワカンよりはやや重いものの軽量で、アプローチの持ち運びや不要の時にザックに括り付けて歩くにもさほどの問題は無さそうに思いました。
下手に自分でワカンを改良するよりも良さげだ!
買えば試したくなるもの。
去年にも増して寡雪続きだが、上越や会津は直前に吹雪いたのでさすがに一人ではラッセルがしんどすぎるので、会津手前の微妙な山域である五十里湖周辺の山「三依山」に決めました。
会津野岩鉄道は交通費も安上がり。
三依山は我が家からだと奥多摩や秩父と変わらない所要時間でどっぷり雪が楽しめて、中三依温泉駅からすぐに取りつけるお手軽なラッセルの山と言う認識があり、いつかは行ってみようと前から思っていました。
駅降りてビックリ!
「雪が無い!」
これには参りました!
計画段階で、「ひょっとして雪がなかったりして」なんてちょっと思いましたが、本当に無くて焦った~💦
仕方なく歩き始めましたが、果たして今晩の水は作れるのでしょうか?
駅前の元ファミリースキー場はとうにその面影は無く、水害の影響なのか荒れ放題。
通常はルートになるらしいゲレンデ奥の沢状は非常にガレており倒木が折り重なっていた。
地味すぎるわぃ。
こんなところスノーシュー括り付けた冬の泊まりザックで入るのは勘弁!
お隣の墓地との間の尾根から取り付き歩きやすいところを適当に選んで登っていく。
はぁ(泣)
背中で泣いてるスノーシューう~(唐獅子ボタぁン~💦)
ポキポキ折れる枯れた笹藪をかきわけ急斜面を登るシュールな図なり。
主尾根に出るまではなかなか急なところもあり、落ち葉がフカフカとあるところはまだしも、固く凍結した斜面にうっすらと雪が載っているところは滑落しそうで結構緊張させられました。
靴の裏に感じる凍結した砂粒がジャリっとずれないことを願いながら恐る恐る体重をかける。
ジョリスラ的。
(下山時はアイゼン付けたけど、上から眺めると良くこんなところ硬い冬靴で登ったなぁと我ながらビビりました。アイゼン付けりゃどうっちゅうことはない。)
急登を終えると、ブナや楢の巨木が点在する広大な緩い尾根となりました。
(ヤバイ!キノコの尾根だ💦え?何がヤバいんだ!💦)
真っ白だったらどんなに素晴らしかったことでしょう!
尾根が広いので帰りに備えて要所に赤布を打ちながら行きます。(赤布結構必要。)
どこでも泊まれるけど何しろ雪がほとんど無い!
何としても水を作らなければならないので、最低限の雪を求めて地形図上の一番広いところC1170にツェルトを張りました。
駅でお水はとれるけど、今回は持ちあげてません。
ベース設営後、ピークを目指しました。
段々雪が増えるかと期待したけど、そんなことはありませんでした~!
途中で、ちょっとだけ雪が深そうなところがあったのでわざわざ無理矢理スノーシューで歩いてみました。
(脇を歩けば雪はほとんど無いんですが💦)
アラ、ワカンと大差なく沈むみたい(泣)
でも爪が立派なのでワカンと違って滑りませんでした。
何故だか山名表示板が三つもついてる三依山ピークに着きましたが藪っぽくて特に感動も無し。
さぁ、とっととお宿に戻ってビールを飲むこととしよう!
ツェルトは広くて快適です!
今回は雪が無くて奥多摩ハイキングと大差ない感じになっちゃったけど、雪が付けばかなり美しい尾根なのでまたの機会を伺いたいと思います。
何よりも連休なのに誰も居ない!っつうのがポイント高いと思います。(居るわけない。)
とってもくつろげます。
交通費も安上がりで便利な山です。
赤布は必携かな。
昼前に下山したけど、あと1,2時間待てば今季やっとの冬将軍の到来だったと思います(笑)
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