武尊山 塗川 西俣沢カラ沢
毎年6月の会山行のテーマは雪渓処理/山菜だ。
この沢はずいぶん前にUSANとうど子は2回位訪れており、お手軽な雪渓入門が出来る沢だというのは体験済みなのだ~。
前日武尊牧場の駐車場に泊まり、翌朝6時頃出発(快挙!)。
以前は何の苦も無く右壁を登ったが、どうやら以前の大水災害のせいか右壁の下部取付きはえぐれてハングっている。
身長190センチのヒロポンにショルダーしてもらって上がろうか?でも後続が…💦
水量が少なければシャワーという手もあろうが、平水よりも水が多く雪渓の水は冷え冷えなのでシャワーはあきらめる。
更に右寄りの壁を期待の強力新人、ヒロポンがリーチを生かして果敢に攻め登り切る!
しかしホールド/スタンス共に非常にもろく、ことごとく動くし落ちてきて全く信用できず危険だ。
後続は大人しく右岸から容易に巻く。
う~む。
この滝を登らないと、もう滝らしい滝はなかったような記憶があるんだけどな~💦
ため息も出るが、平凡な沢筋をウドやウルイに気を取られながら歩く。
やがて雪渓が沢を埋めるようになる。
雪渓処理というよりは、淡々と雪渓歩きで春山に歩きに来たかと錯覚するようだ。
おかげで?かなり楽が出来たが、これではあんまり雪渓処理のトレーニングにはならないかもね(^^;)
昼過ぎには予報通りに天気が崩れ始めた。
雷も鳴り風も出てミゾレが落ちてきた。寒~い💦
冷たい雨の中冷え冷えで雪渓を登っていく。
C1730あたりから本流を捨てC1900あたりを目指して右の沢に入ることにする。
極力雪渓をつないで行き藪を漕がなくて済むので助かるが、楽しみにしていたネマガリも雪の下💦
登山道直下でワンポイント密藪を漕がされただけで済んだ。
川場谷もカラ沢も源頭部はネマガリが密なので、6月じゃないと藪に苦労すると思う。
稜線はガスと雨風で何の展望も無し~💦
この沢は、6月は容易な雪渓と巻き、ちょっとした草付/泥壁やヤブコギも体験出来るので、沢登り初心者が経験者と共に初めて雪国の沢を体験できるお手軽な沢だと思いますが、滝の直登はかなり脆いので注意が必要と思います。
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