袈裟丸山
2020/1/11-13
うど子
沢入駅から塔ノ沢ルートで。
足尾方面にはこれまで興味を持ってこなかったが、多少は雪があって電車でアクセスできる貴重な山域と知る。
今年は雪が本当に少ないけど、荷を担いで雪山始めやっとかないとな。
朝一で家を出て、わたらせ渓谷鉄道沢入駅を10:30出発。
久々の雪山2泊の荷に喘ぎながらヨロヨロと林道を登っていく。
雪は無いが倒木がいっぱいで車の通行は無理。(帰りにはキレイさっぱり片付けられてました~!)
寝釈迦あたりから雪が出始める。
撮影者の日頃の行いが良いため、後光が差してきたような気がします。
寝釈迦って観光地的な案内がされてるけど、信心深い足腰の弱ったお年寄りを連れてってあげようなんて絶対無理(^^;)
荒れ気味の山道を結構歩くよ。
寝釈迦に会うにはエッホエッホと岩の上まで階段を上がり、更に岩の上によっこらしょっと乗り上げないと対面出来ないのだ。
寝釈迦からも雪は少なく、多いところでもツボで膝下。
それでも酒が重たい、あえいで登る。小屋はまだか~っ!
ややルートが分かりにくいが、何度か沢を渡って賽の河原手前の避難小屋に到着。
新旧二つの小屋が並んで立ち、沢から水も採れる便利なところ。
新しい小屋を使わせてもらったが、古い方もまだまだ健在、落ち着ける部屋のようだ。
なんと小屋から上にはトレースがあった。
翌朝はこのトレースを借りて袈裟丸山を目指した。
トレースは小丸山まで。
ここからは少し雪が増えてきた。なかなかのモナカで疲れる。
カマボコにしては窓もあり、なかなか快適な小屋のようだ。
小屋周辺は尾根が広く夏道がどこについてるのかイマイチ分からず、少しルートをミスる。
幅広の雪原をワカンで膝程度のラッセル。
行けるとこまで、気が済むところまでの一人お気楽道中。
前袈裟手前の急登でアイゼンワカンに換装、ピッケルを出す。
大汗をかきながらアヘアヘ登っていると、ピーク直前でなんと上から青年が下りてくるではないか!
どっから来たの?どこまで行くの?とお互いに??(笑)
法師方面から縦走してきたそうな。元気だねぇ。若さが羨ましい!
前袈裟ピークは雪が少ない。
予報通りに雪が降ってきた。
アイゼンに換装し、もう少し進んでみる。
シャクナゲの煩い細いルートは分かりにくいが、青年のトレースを有難く使わせてもらった。
八反張に到着。後袈裟への急登は写真で見るよりもずっと急。
これをアヘアヘ頑張って登っても時間的にすぐに戻ることになるだろう。ってことであっさりと登るのをやめてとっとと引き返す。
結構降ってきたが、あとは戻って小屋でまったり宴会するだけだ!
翌朝は快晴!
下山後は水沼駅で途中下車、温泉付きの駅でビールも飲めるんだぜぃ!
今回は尋常でない寡雪であったこと、お気楽ピストンであったことで足慣らしとして楽が出来たけど、これが通常の厳冬期であれば、良く良く積雪量や雪質と相談しないと痛い目に遭うに違いない!
どラッセルでのアップダウンの縦走は、年寄りにはムリだぁ!
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