那須 甲子山~坊主沼ピストン

2020/1/25-26

USAN、うど子

USANも雪の足慣らしがしたいということで計画。

ずいぶん遅い足慣らしだが、それは寡雪のせいだけじゃなくて、最近は花より団子ならぬ「山より孫」なのだもんね。孫って可愛いんだってね。


ここは10年以上?前の11月だったか12月だったか、やはり同ルートでUSANと一緒に足慣らしをしようとしたのだが雪が深くラッセルに苦戦し、猿ヶ鼻を過ぎたあたりで撤退してナメコ探しに転進した記憶がある。

いや、目指したのは二岐山だったんだけど、雪が深くて除雪されてない道に車が入れず甲子に転進したんだった。

今回も坊主沼は無理じゃね?とハナからダメ元ではある。


道の駅下郷で前泊。

前夜から雪がちらつき風も強いがこれから晴れる予報。今年にしては結構寒いかな。

大黒屋さんへの下りの車道がツルピカで恐ろしい(車)。

大黒屋さんに了解をいただき車をとめたが、駐車場のツルピカが恐ろしい(歩き)。これが核心!


ありゃぁ、今年は1月も末だというのにマジ雪少ないわ~!夏道がまだわかる。

これなら行けるかも??

しまった、トンネルから上がれば良かった。わざわざツルピカ頑張って大黒屋さんまで下る必要なかった!前回もそう思ったのを思い出した~(^^;)

ありがたいことに先行お一人のトレースがある。超寡雪でもやはりあると無いでは大違い。

雪山はトップだけが偉いのだ!(今回はそんなに雪はないんだけどね。)


猿ヶ鼻手前からスノーシューを履く。ど~しても履く!(USANは木製ワカン。)

何年も迷い悩んだ末に、とうとう買っちまったんだMSR!

沢山ポイントを使ってお得にゲットしちゃったんだもんね。(でも高い!)

いざ!

正直、この寡雪ではワカンで十分かと思うけど、MSRを履くんだぃ!うふふ。


先行の方は大白森山方面へ向かわれたようだ。

ここからはノートレース。

といっても踏まれた古い雪の上に新雪が載っているだけで、胸まで沈むとかそんなんじゃない。

さてさてスノーシュー。

ふぅん、ショートスキーをもっと短くした感じかな?滑れないけど。

浮力がワカンよりあるし沈んでも板状に面で安定して沈むので余計な筋肉を使わずラク。

雪質によっては足を滑らすように前に出せる。

そこそこの斜面でも面で雪を捉えて登れるし、ある程度キックも効くようだ。

岩なんか出てると踏まないように気を遣っちまう。高級品だから(^^;)

踵が固定されないしやや大きいので、ややこしいところはワカンより取り回しが良くないな。

傾斜のあるトラバースや深い下降ではワカンのように大胆軽快?に歩けない。(慣れないせい?)

ワカンは軽いし踵が固定されてるし潜ってくれるので、ある意味雪に突っ込んだ足が固定されるので安定するしコントロールもしやすい。

一長一短。ややこしいところはワカンの勝ちかな?

霧氷?樹氷?がとても美しいけど被った枝がうざいよ。

20年前に買ったばかりの愛する高級冬カッパが破れちまうじゃねぃかぁ!

今年はブッシュが埋まらず雪が少ないんだね。

あっという間に甲子山。


おぉっ、旭岳って、どっしりとしてとってもカッチョイイ山容じゃん!

これは今まで食わず嫌いだったかも。

これからはもう少し那須とか足尾とか群馬栃木会津県境あたりを研究することにしよう!


さて、坊主沼に向かう。

甲子山からはさっき出来たばかりほやほやの、フワフワピンピン雪庇のほっそい尾根を下る。

雪庇と言っても出来立て過ぎてごく薄く上には乗れないのでかぶってウザいブッシュを猿のように掴みながらトラバらないとならない。

膝下くらいに古い雪の層があり、スノーシューでは新しい上載積雪部分ごとズルッと持って行かれる時も。

アイゼンピッケルが良いね!でも面倒(^^;)

下りれば小屋までも当然ラッセルでしょう。

「ねぇねぇ、これって坊主沼届かないんじゃない?」「わざわざ下ってもどうせテントじゃないの?」「そだね~!(^^;)」

って年寄りの会話をし、ピークに戻る。

「ここから甲子峠でも行く?」「同じことでしょ。」「そだね~!(^^;)」ってことになり、やっぱりどうしても戻る(^^;)

まだ昼。

真面目に歩けば夕方前には小屋に着くかもね。多分ね。

…のだが、そこはホレ、わしらの流儀で(^^;)

わざわざ寝泊り道具背負ってきたし。足慣らしですから?(^^;)

下ればどんだけゆっくり下ってもすぐに車に着いちゃう。

下界に着かないようにギリギリで踏みとどまり?ど~してもテントを張りました~(^^;)

ヤレヤレ。


翌日は厳冬期とは思えないそれはもう文句なしの良い天気でした。

いつも通り全然起きないUSANなので暇をもてあましてしまい、もう一度甲子山に行ってこようかとマジで思った(笑)いや、実際2回は行けたわ(^^;)

後から後から登ってくる方々。

イビキが聞かれるんじゃないかと恥ずかしいわぃ。

うかつに〇ツは出せんし。

もっと人気の無い山に行かねば。

トレースは踏み固められ、ツボ足で下山はあっちゅう間でした(笑)

当たり前か(^^;)

下山後は大黒屋さんでお風呂をいただく。

USANは昔、沢の集中の後でここのプールで泳いだ!と言うが…(^^;)


今回はスノーシューデヴューの足慣らし。

冬の行動範囲が広がりそうだ。



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沢登り山岳会 遡行同人 梁山泊 - 山をまるごと楽しむ!

遡行同人 梁山泊は「沢登り」を中心に、山スキー・岩登り・アイスクライミング・雪稜登山など、四季を通じて山をまるごと楽しむ山岳会です。拠点は東京で、安全登山を心がけており焚き火、山菜&きのこに興味がある方、未経験者・初心者も大歓迎です。