会津 大戸沢岳 東尾根~桑場小沢 山スキー
久々に山スキーに行ける機会を得たので、会津の大戸沢岳に行ってきました。
今回はリベンジ。上部の面ツル斜面が魅力的だと思っていたのです。
年寄りだし久々のスキーなので、東尾根から登り条件が許せば桑場小沢滑降、ダメなら往路を戻るという作戦としました。
大戸沢岳は最近人気があるようで、この時期というのにお隣の駒よりも当日は入山者が多いようでした。(10人以上居たかも。)
今年は里雪型ばかりで福井など北陸は災害級のドカ雪に見舞われていますが、山の積雪は拍子抜けするほど少ないようです。
三連休ですが前日はドピーカン、当日は午後から雪の予報でしたが予想以上に気温が上がり日差しも強い。
東尾根は中間部には広くて緩やかな雪原が広がってますが、下と上は30度以上の急斜面で標高差も約1200mあります。
トレースもありましたが、ありがたく拝借しながらも適宜自分の登りやすいルートを開拓して登っていきます。
あ、カメラは家に忘れて来ました(^^;)
警戒しながら気合い入れて滑りました。
最近は東尾根から北東尾根に回り、途中から中ノ沢の傾斜が緩んだあたりに出るルートが良く取られているようでしたが、なるほどこの方がもっと安全だと思いました。
桑場小沢のC1600くらいから下、枝沢が集まって沢幅の狭まる辺り(雪崩の巣の中心部!)では、この人生で最悪のモナカ雪に苦しみましたが、沢が広がってきた下部の緩斜面では、モナカは収まったものの、斜面の凹凸どころか地面なのか山肌の壁なのかすら分からずホワイトアウトのような目の回る感覚を味わい、何度か突っ込んではすっころび足を取られてなかなか起き上がれませんでした。
国道手前の下大戸沢の下部ではボーゲンすらままならぬ酷いずたずたガビガビガチガチのクラストに苦しみました。
沢は下部では埋まらずに開いており、下手にぶっとばしたりすっころんで沢に落ちれば這い上がれずあの世に行くでしょう。(実際昨シーズンは穴に落ちる死亡事故があったようです。)
かろうじて狭いブリッジが渡れ渡渉は免れましたが、厳冬期でこれでは春が思いやられると思いました。
屋根の雪や国道の雪も融けるほど気温が上がりましたが、夜からは雪で冬型に。
何はともあれ無事に下山、ビールで乾杯!ん~、たまらん!
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